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なぜ英語力の向上を留学の目標にしてはだめなのか

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留学は「目標を持って行かないとダメ!」なんてアドバイスをよく聞きます。それには全面的に同意なのですが、気をつけて欲しい点があるのです。そんなわけで、カナダに8年間留学していた僕がアドバイスするとしたらこうなるっていう記事をかいてみようと思います。今回は1年留学、もしくはそれ以下の期間の留学を考えている人向けです。

 

目標は、達成が目に見えてわかる物にしましょう。

この点において、英語力の向上を目標とするのはあまりお薦めしません。なぜなら、英語力は不可測だからです。測れないものを達成するにはどうすればいいのでしょうか?そもそも、英語力って何なのでしょうか?例えば、TOEFLTOEICなどの英語のテストの点数で測るのはどうでしょうか。真面目な話、意志さえあれば留学するより日本で勉強した方が伸びるでしょう。構文や単語力も同上です。よって英語力の向上なんて目標は、何も知らない親を説得するためにしか使えません。

 

では、どんな目標がいいのでしょうか?

僕はカナダに行く人にはよく「オーロラを見ておいでよ」といいます。オーロラはカナダの北方のイエローナイフという田舎町で見れます。


Yellowknife, NT

ところが、そんな辺鄙な土地に留学しようとする人は少ないので、必然的に留学生は旅行する事になります。こうなると、日本人は周りの人やネットから情報を集めるでしょう。日本語の案内もあるのですが、航空券の手配などは英語です。こういった作業をすれば、経験が得られます。機会がなければ絶対に得られない経験です。目標の達成も目で見てわかります。運が悪ければオーロラは見られないので運試し要素もあります。さらに、英語で作業した分、英単語やネイティブが使う表現なども覚えるでしょう。僕は、このように英語は自分のアクションの結果として自然と覚えていくものだと思います。これなら、テストの点数欲しさに一生使わないような単語を覚える時間を節約できます。この他にも、「Facebookで友達100人」や「1ヶ月$100生活」などなんでもいいのですが、個人的には短期で実行できて面倒くさいものが目標として適しているように思います。

 

僕が考える英語力とは

個人的な意見ですが、僕は留学で得ることが出来る英語力とは

自分の考えに対する自信と、英語を恐れない勇気

だと捉えています。簡単に言うと、英語を話す相手に自分の事を伝えようと努力する力と言う事になります。これは知識量の変化ではなく、価値観や性格の変化と言えるでしょう。もちろんこちらの英語力も不可測ですので目標としては不適切です。ただ、この英語力は日本にいたままでは絶対に伸びません。留学という大きな環境の変化がもたらしてくれるものです。僕が英語力を上のように捉えるのには理由があります。日本人留学生の大半は、留学初期に英語での電話を恐れます。当時大学二年生だった僕は、日本の某国立大からきた院生の方に、「レストランへ予約の電話をして欲しい」と頼まれて衝撃を受けました。単語力や文法などの知識が豊富な方でも電話は怖い物なのです。とは言え、いつまでもそうは言ってられません。実際、カナダでは携帯電話の解約をする際、必ずカスタマーサポートに電話しなければなりません。そして、1年の留学期間が終われば、携帯電話を利用していた留学生(ほぼ全員)は自分で電話せざるを得ません。相手の顔も見えない状況で、未知の領域である解約手続きが口頭のみの英語で行われるのです。いわば、これは全ての電話を持つ留学生に課された試練であり、留学成果を試験されているのです。この事から、僕が考える英語力は臆する事無く電話出来るスキルであり、それは自信と勇気に他ならないと考えています。また、経験上この英語力を身につけた人の英会話力は急速に伸びているように思うのです。

 

まとめ

簡単にまとめると、「目標は簡単に達成確認出来るものにしましょう。英語力はあとからついてきます。英語力って色んな要素で構成されてるんですよ」っていう話でした!どこの国であろうと、僕はこれから留学される方々を応援しています。是非、言語だけでなく多くのものを得てきてくださいね!ちなみに、日本では一般的にオーロラは冬のものとして認識されていますが、-30度という関節が痛くなるような極寒の地にたって日本人は初めて知るのです。オーロラは夏でも見られるという衝撃の事実を。