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LifeTimeException@hrk623

This is my breakpoints and stack-trace for my life

ボストン・キャリア・フォーラムで就活してきました。

 2011年度ボストン・キャリア・フォーラムに参加してきましたので、その経緯やら結果もろもろを大まかに報告しておこうと思います。面接における問答も言い回しを変えたり省略しながら紹介しています。うろ覚えな部分もありますがだいたい合ってると思います。企業名は伏せています。詮索は無しの方向で。

ボストン・キャリア・フォーラムって何?

 年に一度、秋にアメリカのボストンで3日間開催されるキャリア・フォーラムです。日本の大手企業や海外進出を狙うベンチャー企業が集まり、ブースを構えセミナーや面接を行います。対象は、日本語+何かを話せるバイリンガルな学生で、北アメリカ全土から、ヨーロッパから、日本から就活生が集まり、早ければ1日や2日で採用が決まります。日本で就職したいけど、日本で就職活動が出来ない留学生にとっては唯一の就活手段です。

事前エントリー

 BCFのウェブサイトを通してエントリーシートを提出しておけば、フォーラム開催前に面接のアポを取ることも可能ですので一応やっときました。僕は以下のIT系の3社に応募

  • 大手S
  • 大手NT
  • ベンチャーC

 ベンチャーCは、すぐに技術部長さんとのスカイプ面接をさせて頂く事になりました。自室でスーツを来てMacの前に座るという異様な光景に対して、面接官の方はパーカーを着ていて拍子抜け。楽しく談笑した後、スタバでキャラメル・マキアートを飲んでいると、メールで「Bostonでも面接しましょう」とのお誘いをうけ、よろしくお願いしますと返信。その他の企業からは不採用の通知を頂きました。

 正直、テストも始まっていたのでエントリーシートを書いてる時間が惜しかったです。就活失敗より成績低迷の方が今後の人生に大きな影響を与えるという海外学生の苦悩を汲んでほしい(切実)。そんな中、エントリーシートの提出を求めないベンチャーCさんが神だという事は言わずもなが。ちなみに、いくつかの大手企業はエントリーシートに加えてWebテストもあるという鬼畜っぷり。

11月11日(金)
  • 10時
    • 会場到着
    • とりあえず履歴書の印刷
    • パンフレット漁る
    • ダメ元で大手SにWalkinで履歴書提出→不採用
    • 大手Pに履歴書提出→通過
  • 2時半
    • ベンチャーC面接(20分)→惨敗
  • 3時半
    • たまたま隣にあった大手NにWalkinで履歴書提出しようと思ったら説明会に巻き込まれ、そのまま面接(20分)→通過
  • 6時
    • 閉館、一緒に来たメンバーでクラムチャウダーを食べに夜のボストンへ。

とりあえず、ベンチャーと大手の違いをハッキリと感じた1日目でした。

ベンチャーC

 面接して下さった方はやはりパーカーでしたw 面接での問答は、

  • 技術面で何が出来る?
    • 働いてみて、環境を把握しない内は分かりません。
  • 我が社にどう貢献出来る?
    • 同上。
  • 何をしたい?
    • 出来る事が分からないので何とも。

と、散々な結果。やはり、即戦力を求めているようです。しかし、その職場環境も知らないまま「〇〇が出来ます!」と言うのはあまりにも無責任に感じてしまい、正直に答えるしかありませんでした。自分が大学で得たスキルが、そこでどこまで通用するのかを自信を持って言うには経験が足りませんでした。言うまでもなく、不通知をもって不採用頂きました。

大手N

 対応してくれた方がものすごく親切で、企業研究もしていなかった僕に一から説明してくれました。後で調べると、日本のIT関係の人なら知らない人はいない程大手という事が発覚。問答の流れは、

  • 自己紹介して下さい
    • 名前、大学名、専攻、ボランティア活動とか言ってみる。
  • 専攻(BCS/SE)について詳しく
    • CSは数学
    • SEは哲学。
  • なぜ日本に戻るの?
    • 自国を知らない人間が海外で活躍できるはず無い(キリ
  • 得意な言語は?
  • コード10000行くらいは書いた?
    • その何十倍は書いてます。
  • 他にはどんな企業受けてる? 
    • IT系の大手とベンチャー
  • ベンチャーと大手の両方から採用されたらどうする? 
    • 決定打を見つけるまで調べる

 こちらも回答は特に用意していなかったので、その場で思った事を正直に答えています。ベンチャーと大手で迷っている僕に、面接官の方がアドバイスをくれました。「直感を信じて飛び込め」と。確かにそれも必要ですね。面接でアドバイスを頂いたのは初めてでした。


11月12日(土)
  • 11時
    • 会場到着
  • 11時55分 
  • 12時半 
    • 大手N二次面接→通過
  • 1時45分 
    • ベンチャーD面接→辞退
  • 3時半 
    • 大手N三次面接→採用
  • 6時半 
    • Westin HotelのVIPルームにて、大手Nの懇親会
    • 二次会でオイスター食べ放題

大手P

 順番待ちの席でエントリーシートに記入をお願いされました。結局書き終わらずに面接開始。問答(10分)

  • 大手Nと同じ様な感じ+
  • TOEIC何点?
    • 受けた事ありません。
  • 学業以外で頑張ってることは?
    • クラブ活動
    • ボランティアなどなど

面接官の方がひどくお疲れのご様子で、大変簡素な内容のお話でした。ちょっと書いたエントリーシートには目もくれず、発言に対する反応も薄く、少し居づらい雰囲気さえ醸し出していました。第一印象としては「あ、この人と働きたくない・・・。」それが伝わったのか、不通知をもって不採用を頂きました。

ベンチャーD

 珍しく女性の面接官。問答(10分)

  • 軽くひと通りの談笑を終えてから今エンジニアの面接官がいないので後日連絡します。
    • うぉぉぉぉぉおい!。

 後日、採用担当の方からご連絡を頂きましたが、諸事情により辞退させて頂きました。

大手N(2回目)

 1回目とは別の面接官の方でした。この面接が一番印象に残りました。問答(30分)

  • 自己紹介
    • いつも通り
  • どんな仕事がしたい?
    • 人の役に立つ仕事
    • 大学で学んだことを活かせる仕事
  • 仕事が人の役に立つのは当たり前でしょ?
    • 日本ではそうかも知れませんが、海外で人を不幸にする仕事はいくらでも見てきました。
  • なんでカナダに行ったの?
    • 留学の経緯を説明
  • 人生で挫折した事は?
    • 祖父にパソコンの使い方を教えられなかった事
  • 勉強するモチベーションは?
    • 将来の自分への投資
  • 将来的に海外に行きたいみたいだけど、いつそんなプロジェクトが立つか分からないよ?
    • しばらくは日本にいたい
    • もしタイミングが合えば海外進出のお手伝いがしたい。
  • もしかしたら一生そんなプロジェクトは無いかも
    • タイミングが合わなければ会社を辞めるかも。

 仕事が役に立つのが当たり前と言われたのは衝撃的でした。ただこの発言は、この面接官の方が詐欺などの存在を身近に感じていない事から出たのではなく、仕事は人を幸せにするためにするんだと心から信じている事からなのかもしれないと感じたのでした。また、将来的に海外に出たいというのは本心で、その妨げになるのであれば会社を辞めるかもしれないと言ったのも本心からです。「(この流れなら言える!)」と天の声に唆されて言ってみたのですが、面接官の方に「それはそうだろうね、愚問だった。すまんすまん。」と謝られてしまいました。

大手N(3回目)

 またまた別の面接官の方が登場。問答(30分)

  • 自己紹(ry
  • 部署によっては忙しくなるけど大丈夫?
    • 今の大学生活よりはましです。

 後は、ほぼ面接官の方の説明を聞いていました。とうか、8割方、相槌を打ちながら話を聞くだけでした。おそらく三次面接は意思確認なのかと。ちなみに、「採用された人の名前を5時までにブースの前に張り出します」と言われ、5時に行くと名前がない!!ダメだったのかーと立ち去ろうとした時、友達を発見し10分ほど立ち話をしていました。話し終わって、帰ろうかと思いながらもう一度確認すると名前が張り出されてました。

 結局、意外にも大手Nから採用を頂きました。エントリーシートもなく、企業研究もなく、履歴書は当日に提出しただけ。何の準備もしていなかったのに、ちょっと話をして自分の考えを正直に答えるだけで決まったのです。就職難と散々脅されていたので、本当に拍子抜けでした。
あと、面接中になんとなく合否は分かるようになりました。話してて楽しいと受かる。

まとめ

 僕の就職活動は、就活サイトに登録してから数えると2年、実質活動期間は1ヶ月、大手Nに関しては2日間と言う驚きの速さで幕を閉じました。考えてみると、僕は高校と大学は成績のみで入り、就職もこういう結果となり、「入る事」に関しては凄まじく楽に生きてきたように思います。(入ってから苦労していますが・・・)ですから、今になって少し「このままでいいのかな?」なんて迷っています。就職も大手Nに採用して頂きましたが、裏を返せば「ここしか受からなかったから、ここに行くしかない」とも言えるのです。聞いたり調べたりした限り、企業としてはとてもいい会社だと思います。将来性、給料、福利厚生などに魅力を感じている反面、バリバリのベンチャーにもまた憧れるわけです。面接官の方が仰った「直感を信じて飛び込め」という言葉を受け入れきれない自分がいるのです。これについては、もう少し考えてみたいと思っています。また、何かアドバイスがあればよろしくお願いします。

後日談

 大手NからWebテスト受けて下さいと言われ、結局受ける事になりましたw

最後に

 この記事は、決して就職活動やそれに尽力している方々を揶揄するものではありません。純粋に自身の記録と報告であり、またこれから就職活動する方の参考になればと思い公開させて頂きました。